こんにちは、Kenです。
オーバートレーニング症候群発症後、約5年ほどで完治しました。
道のりは長かったし、色々試して遠回りもしたけれど、自分の中で一番の治療法はこれなのだろうなというのがわかった気がします。
先日、下記のツイートをしました。
オーバートレーニング症候群を発症して、うつなどの症状がなければ、2〜3年ほどで身体や脳の疲労、自律神経系は正常になり、日常生活も普段通りにできると感じました。
オーバートレーニング症候群にとって1番の治療法はトレーニングを休養して、身体を休ませ、ストレス環境を避ける事です。
— Ken@kintore×car×cats (@kintoredietblog) May 25, 2019
オーバートレーニング症候群を発症して、うつなどの症状がなければ、2〜3年ほどで身体や脳の疲労、自律神経系は正常になり、日常生活も普段通りにできると感じました。 オーバートレーニング症候群にとって1番の治療法はトレーニングを休養して、身体を休ませ、ストレス環境を避ける事です。
シンプルですが、オーバートレーニング症候群は過度のストレスを与え続けたことが原因で発症するので、ストレスをかけずに心身を休ませる事が重要です。
経験談を交えながら完治するまで実践してきた治療法を紹介していきます。
オーバートレーニング症候群の治療法【軽症でも重症でも基本的な治療法は同じ】
結論から言います。 オーバートレーニング症候群を完治させるための治療法は、まず原因、誘因となったとなったもの(トレーニング、部活等)を排除し、トレーニングを休養して、心身を休ませることが最良の薬です。
現代の医学をもってしてもオーバートレーニング症候群の治療薬は残念ながらありません。
もちろんうつ症状など発症している場合は抗うつ薬などの投与は必要になると思います。
ただ、それはうつ症状に対して効果はありますが、オーバートレーニング症候群そのものを完治させることはできないのです。
なので、オーバートレーニング症候群は原因、誘因となったものを排除し、トレーニングを休養して、心身を休ませることで異常な負荷がかかった身体や脳、自律神経系に対して徐々に元の状態に戻していくというのが、最善の治療法となります。
※オーバートレーニング症候群の症状に関しては下記の記事をご覧ください。
オーバートレーニング症候群の完治に向けての補助的治療法
オーバートレーニング症候群にはトレーニングを休養して、心身を休ませる事が重要なことは説明しましたが、ここでは補助的に有効な治療法を体験談も交えて解説します。
✔︎ 規則正しいバランスのとれた食生活をする
こちらは言うまでもないですが、規則正しい生活を心がけ、栄養バランスが考えられた食事を取る事が回復完治への基本治療です。
その中でも出来るだけビタミンB群、ビタミンCが多く含まれているものを摂取するといいと思います。
・ビタミンB群だと、玄米、貝類、大豆、うなぎ、鶏肉、青魚、レバー、カツオなど。
・ビタミンCだと、パプリカ、ブロッコリー、キウイ、かぼちゃ、レモン、ゴーヤなど。
その他、食事を取る際に急な血糖値上昇を避けるため、野菜やスープなどから食べ始め、最後にご飯物を食べるようにすると身体に負担がかからないのでオススメです。
オーバートレーニング症候群を発症している人はホルモンの分泌バランスが崩れているため、食後に怠くなり動けなくなったりする場合もあるので食べ方も気をつけてください。
また、バランスのいい食事に関しては、前回写真付きの下記記事にて紹介しているのでこちらもどうぞ。
✔︎ ビタミンB、ビタミンCの摂取量をさらに増やす
以前にも少しお話しましたが、重度のオーバートレーニング症候群になると、同時に副腎疲労症候群を発症しているケースがほとんどだと思います。
他のサイトでもその辺は説明されているので紹介しておきます。
慢性的なオーバートレーニングは副腎疲労の原因に
オーバートレーニングは副腎疲労の原因となります。
毎日の激しい運動は、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の慢性的な分泌過多を促し、 その結果、副腎の肥大とコルチゾールの分泌過多をもたらします。
そのため、オーバートレーニング症候群と言われる人々は、 慢性的にコルチゾールの分泌亢進状態(副腎の酷使)になっているとされています。
オーバートレーニングとは、 運動による負荷に対して、 体力の回復が追いつかないような不均衡な状態を意味し、 1度や2度のオーバートレーニングでは、副腎疲労の原因とはならないものの、 この不均衡が数ヶ月続くと、副腎疲労や慢性疲労を引き起こします。
引用:副腎疲労と運動
副腎疲労とは
副腎疲労とは、1990年代に米国の医師ジェームズ・L・ウイルソンによって提唱された概念で、 副腎の機能が低下した結果、疲労や倦怠感をはじめ様々な症状が出る病気です。
副腎は様々なホルモンを分泌し、ホルモンを通じて身体の各器官に命令を出しますが、 副腎が疲弊し機能が低下すると、このホルモン分泌に弊害が起こり、 倦怠感や無気力感などの疲労症状が出ます。
引用:副腎疲労が疲労の原因
副腎はエネルギー代謝のためにビタミンB群やビタミンCを大量に消費するので、オーバートレーニング症候群の方は一般の方よりも多めに摂取するのがいいです。
バランスのいい食事が基本ではありますが、食事だけでは取りきれない部分もありますので、サプリメントなどを使用するといいかと思います。
摂取する際は出来るだけ高品質の医療用グレードか、余計な添加物が含まれていない物を選ぶのがオススメです。
私が完治するまでに治療のために使用したビタミンB群、ビタミンCのサプリメントを下記に紹介します。
上記の物が私が使用していて効果を感じられたビタミンB群、ビタミンCのサプリになります。
朝起きた時の疲れが違うのと、風邪をひきにくくなった感じがして高品質のサプリはやはり違うなと思った事を覚えています。
何より副腎の回復に必須なのでとにかく摂取していました。
個人差はあると思いますので、参考程度にご自身に合った物を選ぶようにしてください。
✔︎ 副腎疲労改善のために動物から抽出した副腎サプリメントを摂取する
上記でも説明しましたが、オーバートレーニング症候群は副腎疲労を改善させようとする事で身体の調子が少しづつ良くなっていきます。
そのため、副腎疲労を改善させるために開発されたサプリメントを摂取すれば、副腎の機能を元に戻すために必要な栄養分が効率よく取れるので、オススメです。
下記に私が服用した副腎サプリメントを紹介しておきます。
こちらのサプリメントは副腎疲労の研究家のドクターウィルソン氏が開発したサプリメントです。
余計な添加物など入っておらず、使用されている副腎、視床下部、脳下垂体、性腺は全て豚の物を使用していて、残留ホルモンも除去されている医療用グレードのサプリメントなので私も安心して服用していました。
オーバートレーニング症候群発症して早い段階で飲み始めましたが、物凄い疲れや朝起きるのが辛かったりした症状が、サプリを飲み始めてから1〜2ヶ月くらいで少しづつ緩和されました。
結局1年くらい続けて慢性疲労はだいぶ和らいできたのでコストの面から服用をやめました。
値段が高いので中々手を出しづらいですが、個人的にはオーバートレーニング症候群による副腎疲労の治療には効果ありと感じたので気になった方はどうぞ。
✔︎ 刺激物(コーヒー、エナジードリンク)を避ける
良くトレーニングする前に覚醒作用を期待してカフェイン配合のサプリなど服用する方もいるかと思いますが、健康状態の方が摂取する分には問題ありません。
しかし、オーバートレーニング症候群の方はカフェインと取ると副腎を刺激して、コルチゾール分泌を促す作用があるため、完治するまではなるべく控えたほうがいいです。
✔︎ 高濃度ビタミンC点滴療法を行う
主に副腎疲労症候群の方やがん患者の方、アンチエイジングなどが目的の方が行う治療法ですが、オーバートレーニング症候群による副腎疲労にも効果があります。
症状が辛い方は点滴を行うと体感できるほど効果を実感できるはずです。
副腎は大量のビタミンCを必要とする器官なので高濃度のビタミンCを与えると回復が早まり、オーバートレーニング症候群の症状も改善へ向かいます。
ただ、料金が少し高めで中々通うのは難しいですよね。
そのような方にオススメなのは、吸収がいいビタミンCサプリがあるのでそれで代用するのもありですね。
下記は飲む点滴サプリと言われているだけあって効果も実感しやすいです。
私も症状が辛い時に良く飲んでいましたが、疲労の具合が明らかに違います。
肌の調子もよくなるので試してみる価値はあるかなと思います。
✔︎ 内科でノイトロピン注射をしてもらう
私がオーバートレーニング症候群を発症した次の日に近くの内科で朝起き上がれないほどの疲れや倦怠感があり、やっとの思いで病院に来たのですが、なにか処置できる事はありますか?と聞いたところ、ノイトロピン注射をされました。
結果は、一時的にほぼ通常に近いくらい疲労感や倦怠感などが和らぎ正常な状態に戻りました。ただ、効き目が8時間くらいしかなかったので、そこは注意です。
主治医によると、ノイトロピン注射は疲労回復に効果があるみたいなので、どうしても辛くて耐えられない方は一度相談してみるといいです。
値段は1回500円程度でした。
✔︎ 定期的にマッサージに通う
マッサージにはリラックス作用によるストレス緩和、疲労回復の向上、血行促進、睡眠の質向上、デトックス効果UPなど身体にとって様々なメリットがあります。
酷使し続けた身体と副腎をリラックスさせる事でオーバートレーニング症候群の早期回復を促進させることができるので、オススメです。
✔︎ 自慰行為を頻繁に行わない(男性)
「プライベートな事まで首を突っ込むな」「やかましいわ」という声が聞こえてきそうですが、射精はストレス解消という面もありますが、実は副腎にも負担がかかります。
色々なホルモンが放出され、そのリカバリーに副腎や視床下部、下垂体系が活動するので副腎疲労を起こしていると回復が追いつかずにオーバートレーニング症候群の症状を悪化させ、元の状態に戻るまで時間がかかります。 その他にもセロトニンを始めとした脳内ホルモンや亜鉛、アルギニンといった成分も放出されるのでオーバートレーニング症候群の方には正直あまり良い事はないです。
これは私自身も身をもって経験済みですし、声を大にして伝えたい事です。
最低2週間に1回。
そのくらいのペースで行うと負担を最小限に留められるかと思います。
経験談ですが、パートナーがいる場合は、性行為をする事で相手からもらう『気(性エネルギー)』や愛情ホルモン『オキシトシン』分泌によるコルチゾール抑制のおかげで自慰行為をするよりもはるかに翌日の身体の負担が軽くて、調子が良いです。(あくまで個人的な感想ですが、効果は確かです)
結論
オーバートレーニング症候群を完治させるための治療法は、まず原因、誘因となったとなったもの(トレーニング、部活等)を排除し、トレーニングを休養して、心身をしっかり休ませる事。
これが絶対条件で一番の早期回復に繋がります。
そこに上記で説明した補助的治療法を加えることでさらに効率良くオーバートレーニング症候群を完治することができるということです。
オーバートレーニング症候群の治療で早期回復を目指すために【経験談】
自分自身に勝つこと
トレーニーは真面目に取り組む方が多いので、「こうしている間に身体が小さくなる.....」「今まで作り上げてきた筋肉が.....」と、鬱っぽく落ち込む可能性はあると思います。
しかし、今はさらに強くなるために休む期間なんだと自分に言い聞かせ、メンタルを落ち着かせてください。
筋肉もマッスルメモリーですぐに戻ります。
私も一度完治してからトレーニングを再開して、5年程トレーニングしていないのに2〜3ヶ月で以前の身体に近い状態まで戻り、マッスルメモリーって本当なんだと実感しました。(個人差はあります)
メンタルトレーニングで心を鍛える
身体は休養状態でも心は鍛えることができます。
以前【体験談】オーバートレーニング症候群とうつ病【薬物療法を行いました】にて紹介しましたが、禅の知恵を取り入れて、筋肉だけではなく、心を鍛えて、人間性を向上させることでまた違う景色が見えてくるかもしれません。
オーバートレーニング症候群が完治すれば、それまでの治療の過程でかなり精神的に成長しているはずです。
完治後に筋トレを行えば、以前より心身共に成長できている事を実感し、遠回りしたけれど結果的に良かったと思える日がくると思います。(今の私がそうです)
皆さんがこの記事を読んで良かったと思える日がくる事を心から願っています。
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